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犬が食べてはいけないもの

犬は家族の一員です。
家族だと考えると、犬に対して人間と同じような扱いをしてしまうものですが、家族の一員であっても犬は人間ではありません。
とくに食事については注意をする必要があります。
犬の主食はドッグフードで人間とは必要となる栄養素に違いがありますし、人間にとっては何でもないような食べ物であっても、犬にとっては体に毒http://animal-dog.com/c01-02-001.htmlとなる場合があるのです。

まず、必ず知っておかなければならないのが次の4種類の食材です。
一つ目は、玉ねぎ、長ねぎ、ニラ、にんにく、らっきょうなどのネギ科の植物です。
ネギ科の植物には、犬の赤血球を破壊する毒素が含まれており、中毒症状を引き起こして、最悪の場合、死に至る可能性があります。
玉ねぎは良く知られていますが、他のネギ科の植物も同様なので注意をして下さい。
誤って少量口にした程度でしたら心配はいりませんが、大量に摂取をした場合には、症状が出ていなくてもすぐに病院に連れて行きましょう。

二つ目はチョコレートです。
カカオに含まれているデオプロミンという成分にも中毒症状を引き起こす力があります。
カカオの含有量が多いほど危険性が高まるため、ミルクチョコレートよりも、カカオ成分の多い苦めのチョコレートの方が危険です。
自分がチョコレートのお菓子を食べている時に犬が欲しがっていたとしても、決して与えないで下さい。

三つ目はぶどうやレーズンなどです。
はっきりとした因果関係はまだわかっていませんが、下痢や嘔吐を繰り返すなどの中毒症状を引き起こす場合があります。

最後はマカデミアナッツです。
ぶどうと同様にはっきりとした因果関係はわかっていませんが、こちらも、中毒症状を引き起こす可能性があります。
これらの4つの食材は、必要以上に摂取をすることで、最悪の場合、死に至る危険性のある食材です。
体の大きさによって危険摂取量が変わってくるため、小さなワンちゃんはとくに注意が必要です。

また、この4つほどではありませんが、与えると危険な食材は他にもたくさんあります。
例えば、寄生虫の多い生の肉は、感染症や肺炎、肝炎、などの危険性がありますし、貝類には皮膚炎を引き起こす危険性があります。
生肉はともかく、
人間が普通に食べているものばかりなので、知らずに与えてしまいがちですが、犬にとっては、命に関わる可能性があることを知っておきましょう。


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